初心で覚えておきたいこと

スマートフォンが普及し、Instagramなどで多くの写真を見る機会が増えました。「自分でも撮ってみたい」と感じながらも、本格的なカメラに触れたことがなく、苦手意識を持つ人も多いかもしれません。

初心者向けに、私がカメラを始めた際に知ったことや役立った情報をまとめました。

写真は専門知識がなくても楽しめる趣味です。これからカメラを購入しようとしている方に向けて、後悔せずに楽しんで上達できるよう、私ottsoの経験をもとにわかりやすく解説します。

まずはこれだけ知っておけばという基本的なことなので参考になれば幸いです。

写真を趣味に! 最初に必要なものは?

写真を撮影するには道具が必要です。
そう、カメラ。
ここで悩む方が多いと思いますが、悩んで前に進めないなんてもったいない!
カメラには様々ありますが、まずは始めたいという気持ちが大事。
どんなカメラをどう選べばよいか私ottsoなりの言葉で分かりやすく紹介します。

始めのはじめ

写真を始める! そう決心したら最初に必要なのはなんだと思いますか?
答えは・・・・カメラ  ではなく。

私ottsoの答えは被写体 です

「撮りたい気持ち」が一番ですがそれは必然というか大前提として、次に大事のは「何を撮りたいのか?」ですよね。

トンチみたいですが、このサイトで私ottsoが一番言いたいことがこれです
そして、「何を」「どう撮るか」?を実現してくれる道具がカメラなのだと考える。

カメラはあくまでも道具。
写真はカメラの構造や技術を知らなくても撮れます。

料理を覚えたい人はまず誰が何を食べるのかを考えますよね?
鍋の形状とか熱伝導率とか蓄熱性をうんぬんするより、まずは○○を作りたい!が先。
だんだんと鍋の形や素材にも注目していけばいいのではないでしょうか。

ここでは私の経験から、最低限押さえておきたいカメラの選び方のポイントを解説します。
また、カメラ選びの際によく出てくる用語をサッと理解しておきましょう。

※専門的な説明ではありません。
趣味として楽しむためのottso式解説です。
本格的な意味を知りたい方はgoogleなどで検索してみてください。

最初に揃えるーカメラ

スマホでも写真は撮れますが、もう少し踏み込んで楽しみたい、そんな方にとって写真撮影に欠かせない道具の基本的なものを紹介します。

カメラの種類

まずはカメラ。いろいろあって悩みますよね。目的に合ったものを選ぶのが最善です。
目的(何をどう撮るか)がまだ決まっていない人は応用の利くモノを選んでおけば後悔せずに済みます。用語の意味を知らなくてもオーケー。最近のカメラならほとんど困ることはないでしょう。

一眼レフ

撮影に関しては最も器用なのがこのタイプ。本体とレンズは別でレンズを交換して使う。プロが使うのもこのタイプ。撮影目的や使い方に応じて進化してきたので道具としての完成度が高く応用が利く。

ミラーレス一眼

本体とレンズが別々なのは上記の一眼レフと同様であり、レンズ交換できる。一眼レフとほぼ同じことができる。「ミラーレス」というネーミングに由来する構造上の違いが述べられることが多いが初心者レベルならば上の一眼レフとの違いは意識しなくてよい。

コンパクトカメラ

その名の通り、コンパクトなカメラ。上記の二つとの大きな違いは構造上、レンズが一体型で交換できないものがほとんど。

☆注目点(ottsoの意見)

カメラ選びで気にするべきは「大きさ・重さ」と「撮り方のスタイル」この2点です。
”一眼レフ””一眼””ミラーレス”などの用語に惑わされなくてもオーケーです。この違いは撮影にほとんど関係なく、古くからの機種のカテゴリー分けとしての呼び方の区別にすぎません。

「大きさ・重さ」私ottsoはこれこそが最重要と思っています。
なぜなら「撮影に出かける」時の機動力に直結するから。高性能でも大きく重いモノは持って出かけようという気持ちが大きく削がれてしまいます。初期の段階ではスペックより経験値を増やした方が上達への近道と思います。

「撮り方のスタイル」 ファインダーを覗く撮り方をするかどうか。
これはけっこう重要なことです。ファインダー(接眼部)から覗く撮影スタイル液晶パネルを見て撮るスタイルでは撮るときの姿勢と見え方が違い、撮影する被写体によっては大きく影響を受けます。

ottso
ottso

私はマクロ撮影(接写)が多いので覗くタイプのファインダー式カメラが手放せません

最初に揃えるーレンズ

「カメラで撮る」と言いますが実は写真を撮るにはレンズが大きな要素です。
レンズ交換式のカメラたちは本体とは別にレンズを目的に合わせて選びます。
(それが「何をどう撮りたいか」に関わってきます)

レンズの種類

単焦点レンズ

レンズの種類分けの一つ。ズームレンズに対して、ズーム(拡大・縮小)できず、固定の距離感での見え方をするレンズ。

ottso
ottso

こっちがフツウと思った方が今後分かりやすいです。
望遠鏡は倍率ごとに見え方が違っているでしょ?

標準(レンズ)

見え方での区分。標準レンズとか標準画角(レンズ)などという。
標準というのは写り方が最も人間の目(視野)に近いという意味。35㎜判換算の50㎜レンズのこと。昔のカメラはまずはこのタイプのレンズが付いていた。小さく明るく安いという利点がある。

以下にレンズ関連の用語を紹介します。

ottso
ottso

35mm判換算」この用語だけは覚えておきたいです。
後述しますがレンズの区分で最も頻出する大事な用語です

広角レンズ

レンズの区分のうち、見え方が広い(小さい)レンズのこと。
標準レンズと比較した言い方。広い範囲が見える(写る)ということは、同距離で同じものを撮れば小さくなる。

ottso
ottso

別な見方をすれば入りきらない光景が入るようになる
(例大きな建物や広い景色の端っこまでが画面に収まるということ)

望遠レンズ

レンズの区分けのうち、見え方が標準レンズに比べ大きく見えるレンズ。「〇〇mm」と表した時の〇〇の数値が大きくなるほど望遠能力が増す。 例:300mmレンズは望遠(単焦点)レンズ

ズームレンズ

レンズの種類分けの表現。単焦点レンズは見え方が固定なのに対し可変式のもの。
伸び縮み或いは回転式などがある。単焦点レンズ数本分を一本でまかなえる仕組みのレンズ。

ottso
ottso

ズームアップができるとイメージしたらわかりやすい?
荷物を少なくしたい時に数本のレンズがズームレンズなら一本ですむので便利。

標準ズーム

上記レンズたちの中で標準レンズの近辺の数値を持たせたズームレンズ。広角側から標準までの物(24-50㎜)とか望遠側に幅を持たせたもの(50-200㎜)とか、さまざま。

広角ズーム

広角レンズの中で見え方が可変式のもの。

望遠ズーム

上記望遠レンズ数本分を一本でまかなえるレンズ。

ズームレンズ:見え方が変えられる(ズームアップできる)
単焦点レンズ:見え方が決まっている(撮影者が近づいたり離れたりする必要)

ottso
ottso

「標準・広角・望遠レンズ」は見え方の(範囲)の区別、
「ズーム/単焦点」はレンズ自体のしくみのことです

メモリーカード

撮影した画像を保存する記録媒体のこと。現代はSDカードが主流。
保存容量をGB(ギガバイト)などで表す。規格で16、32、64、128、256、512GBなどがある。

三脚

撮影時の手ブレを防ぐために必要。あるとないとでは撮影に違いが出る。三脚の使用をすることで肉眼では見れない世界を見ることもできる。(光の軌跡など)


カメラバッグ

道具にはそれ相応の容器が必要。カメラは精密機器。専門的に開発されたものが便利で安心です。

バッテリー

忘れがちですが、予備のバッテリーは重要です。カメラもレンズも揃っていても電池切れでシャッターチャンスをのがした!・・・なんてことは残念過ぎます。

雨対策

急に天候が変わった場合とか、滝や水しぶきの有るシーンなど、カメラの防水対策は我が身よりも大切かもしれません。

晴れの日対策

レンズフード。
実はこれはものすごく大事。ottso的には声を大にして言いたい項目です。ここに神経を払わない人は撮影の大きな部分を捨てていると思います。有るとないとではカメラの性能以上に物を言う項目です。少しでも良い写真が撮りたいなら意識せずにはいられないものです。

ottso
ottso

どんなに高級なカメラを持っていても、フードをしてなかったら少し残念な気持ちになってしまいますね

覚えておきたいカメラ用語

撮影に必要な道具は大切ですが、先立つ知識があると撮影スタイルを固めていくうえで役に立ちます。
カメラ選び、被写体選びのヒントになる用語を集めました。

カメラ周りの用語

センサー(サイズ)

カメラの中で画像を記録する役割を持つ部分。
大きなものほど高精細な記録ができると考えてよい。昔のカメラで言うとフィルムに相当する。
フルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズなどの規格がある。

※センサーサイズは画質の比較で登場することが多い用語ですが、その違いに気づくことは難しく、カメラ選びの際に初心者が気にするポイントではないです。
サイズが大きなものほど性能が良いですが、それのためにカメラ本体が大きくなったり高額になったり違う意味でのデメリットの方が大きくなってしまいます。

ottso
ottso

ちなみに私ottsoが不断使用しているカメラのセンサーサイズはAPS-C、奥さんはマイクロフォーサーズです。大変気に入っています。



明るいレンズ

レンズの性能に関わる言葉。明るさが「明るい」ほど高性能と言える。F値という数値で表す。
単焦点ならF2.8、ズームレンズならF4.0より明るい(数値が小さい)ものが望ましい。

※撮影の可能性を広げてくれる明るいレンズですが当然性能に比例して高額になります

ottso
ottso

ottso的には一番こだわるべきはココだと思っています

連写性能

スポーツ、動物、子供やダンスなど動きの激しい被写体の一瞬を撮りたい時にこの性能は重要です。

ottso
ottso

ottsoはのんびり撮影の散歩写真とダンスシーンではカメラを変えています

シャッタースピード(シャッター速度)

撮影時、光を取り入れる瞬間的な時間のことで「1/〇〇」(〇〇ぶんのいち)と表す。
分母の数値が大きいほど高速。 
例:「1/125」 (125ぶんのいち)よりも 「1/250」 (250ぶんのいち)の方が2倍の速さ

ottso
ottso

シャッター速度(シャッターを「切る速度」)と絞り(光を取り入れる採光窓の大きさ)の組み合わせが「露出」です。撮影に重要な要素です

デュアルスロット

メモリーカードが二枚入る仕組みになっているということ。万が一を考えると一枚より二枚が有利。

ファインダー

昔ながらのカメラでいう覗き窓の部分。
デジタルカメラの出現以降、ファインダーがなくなり、背面にあるパネル画面で見るものが主流に。

ottso
ottso

これは撮影スタイルに関わるところでottsoは最大限こだわってカメラを選んでいます

撮影モード

カメラの主たる機能の一つ。
撮り方の優先順位をを決めるプログラムのこと。(絞り優先、シャッター速度優先など)
多彩であればいろいろなことができる。

ottso
ottso

(基本を押さえた上で)撮り方のアイデアを提案をしてくれる執事くんがカメラの中にいると考えればよき相棒になりますね

オートフォーカス

今はデジタルカメラもスマートフォンもほとんど自動(オートフォーカス)。ピントを合わせる速さ・精度の性能はカメラ選びの大きな要素。

露出(露光)

写真を撮るときの写り方のうち、明るさに関係する。
”どれくらい光を採りこむか”のことを「露出」と言い表す。

ottso
ottso

日本語的に考えると「露出」って変な言い方ですよね。

日本語的には変ですが、昔のカメラではフィルムに光を当てることを暗箱(カメラ)から出した(露出した)と考えたのかもしれませんね

適正露出

ちょうどいい明るさで写るであろう、という露出値のこと。
「絞り」「シャッター速度」「ISO感度」の組み合わせで表す。

ottso
ottso

カメラの中の執事くんが提案してくる「いいあんばいの露出値」のこと。
提案通りで撮るかどうかは撮影者の好みで、それが「腕前」ってこと!

露出補正

上記の露出(露光)の「いいあんばい」というのはカメラが提案してくる値のものですが、それでは良くない、という場合に自分が加える手加減のこと。プラスマイナスで表現する。(例:プラス1/2の補正をする。など)

被写体

撮ろうとする対象のこと。

被写界深度

ピントが合って見える奥行を深さで表現する言い方。
被写界深度が深いと手前から奥までピントがあって見える範囲が多い。逆に被写界深度が浅いというとピントがあって見える奥行きが浅い。

ottso
ottso

鼻をこちらに向けて伸ばした象さんの撮影に例えれば
被写界深度が深い=鼻先にも目にもピントが合う。
被写界深度が浅い=鼻の先にピントが合えば目はピンボケ。
(鼻先が手前、目が奥)

35㎜判換算

レンズの区分の際に登場する用語。
レンズの性質の違いを焦点距離で言い表す「〇〇mm(ミリ)」が、使用するカメラによっては基準値を変えないと比較できない場面がある。その時に共通性を持たせるために古くからある35㎜判の時代の基準値に直して考えるときの考え方。

例:ottsoのは焦点距離90㎜のレンズ。
これを35㎜判フルサイズ機で使えば90㎜、別の規格(APS-C)のカメラ本体で使用するときは35㎜判換算で135㎜相当(のレンズになる)など。

まとめ

いかがでしたか?
耳にしたことがある用語も多いのではないでしょうか?

カメラ選びや撮影の時に出てくる言葉ですが、百聞は一体験にしかず、頭で覚えるより身をもって知った方が理解が進むと思います。
とりあえずはザクっと分かればいいというのが ottso流です。


コメント